「11月5日世界津波の日」が昨年12月に国連総会で採択されたことを受け、27日からアメリカ・ニューヨークを訪問中の自民党総務会長の二階俊博代議士(77)は現地時間28日午後、国連本部でヤン・エリアソン国連副事務総長と会談。国際デー制定への感謝を述べるとともに、被災者を一人でも少なくするため日本、国連、国連防災国際戦略事務局のジュネーブが連携して防災に取り組んでいくことで意見が一致し、がっちり握手をかわした。
会談は国連本部38階の副事務総長室で行われ、エリアソン氏は「ニューヨークにようこそ。お会いできてうれしいです」と笑顔で迎え、二階氏も津波に関する本をプレゼントして固い握手を交わした。
取材は代表冒頭撮影のみで、約40分間の意見交換後に二階氏が会見。世界津波の日が142カ国の支持を受けて採択されたことに感謝を伝えた上で、「日本が提案した世界津波の日について、国連が真正面から受け止めてくれているとの手応えが感じられる会談だった」と成果を強調。エリアソン氏は東日本大震災の被災地を視察した経験があり「予防や減災対策がいかに重要かを認識しておられる。これからは日本と国連本部のあるニューヨークだけでなく、国連国際防災戦略事務局『UNISDR』の本部があるジュネーブとも連携していく必要があるとアドバイスをいただいた」とし、「これからジュネーブにも協力してもらえるよう働きかけていきたい」と津波防災の輪をさらに広げていく意欲をあらためて示した。国連も日本に対して大きな期待を寄せているとし、「自然災害の被災者を一人でも少なくしていくために日本と国連が連携していくことを互いに確認できた。これから何をしていくのか、第二幕が重要で、明日(29日のレセプション)しっかり提案していきたい。日本が世界の防災の先頭に立っていく気概で取り組んでいきたい」とニューヨークの地で決意を新たにした。
このあと、国連日本政府代表部特命全権大使の吉川元偉氏の公邸で夕食会が開かれ、二階氏と旧知の仲であるアンヘル・グリアOECD(経済協力開発機構)事務総長とも会談するなど精力的に活動した。

