サッカー元オランダ代表で、引退後はスペインのバルセロナなどで監督を務めたヨハン・クライフ氏が亡くなった、というニュースが流れた。サッカーに興味がある人は知っているだろう、世界のサッカー史に残る伝説的な名選手だ。オランダのアヤックスやバルセロナで活躍し、1970年代を代表する選手の一人。オランダ代表では全員攻撃・全員守備の「トータルフットボール」と呼ばれる組織戦術を体現した。筆者にとっては生まれる前の話で生のプレーは見たことはないが、その映像や特集は日本のテレビでも伝えられ、中学生だったころからか知っている。
 ジャンピングボレーシュートを放つさまから「フライングダッチマン」と呼ばれ、バロンドール(ヨーロッパ年間最優秀選手賞)を3度にわたり受賞。長年つけていた背番号「14」は彼の代名詞になっており、監督としても輝かしい成績を残している。何より、ボールを蹴ると見せて軸足の後ろを通し、体を反転させる「クライフターン」を編み出した人物としても知られ、中学時代、休み時間のグラウンドで、よくまねしたことを思い出す。
 先日、第20回日高新報杯少年サッカー大会があり、21日にBクラス、26日にAクラスが熱戦を展開。先輩記者のサポートで会場に行き、写真を撮った。Bクラスでは小学1年のおい2人も出場。「出してもらっていた」という方が正確かもしれないが、ボールを追いかけ、ピッチを駆ける姿に成長を感じてうれしかった。「叔父バカ」はさておき、いずれの試合でも好プレーが続出。ハイレベルなテクニックを披露する小学生に心が躍った。日高地方から世界的なスーパースターが誕生することを願い、彼、彼女らの未来へエールを送りたい。(笑)