日高サッカー協会主催、本紙協賛の第20回日高新報杯少年サッカー大会のAクラス(U―12)が26日、御坊総合運動公園多目的グラウンドで開催された。日高ブロック(日高・有田地方)の12チームがトーナメントで争い、美浜が第12回大会以来8年ぶり5度目の優勝を飾った。美浜は3試合で12得点、失点0と攻守で他を圧倒した。準優勝は由良、3位は藤並が入賞した。
 肌寒さの残る一日だったが、選手たちは熱いプレーで会場を沸かせ、応援の保護者も1プレーごとに大歓声を上げて盛り上げた。
 美浜は1回戦で強豪のFCブラストを2―0で退けると、準決勝は藤並を6―0で圧倒した。決勝は由良と対戦。開始2分、FW小澤選手が中央突破からシュートを決めて先制すると、9分にはMF松本が華麗なミドルシュートをゴールに突き刺して2―0で前半を折り返し。後半もボール支配率で上回る美浜が優位に進め、10分には左サイドを切り崩し最後はFW東が技ありのゴール。終了間際にも中盤でインターセプトしFW小澤が2点目のゴールでダメ押し。粘る由良を振り切り4―0で栄冠を手にした。山下明美監督は「6年生最後の大会でいいゲームができた。優勝できていい卒業記念になった」と選手をたたえていた。
 由良も後半にゴールチャンスをつくるなど見せ場はあったが、決めきれなかった。神田歳治監督は「3人の6年生がチームを引っ張り、決勝まで残ってくれていい思い出になった」と喜んでいた。3位は藤並が吉備アトラスとの決定戦を2―1で制して入賞した。優勝、準優勝チームのメンバーは次の皆さん。
 
美浜=山下明美(監督)、中村悠星、松本知集、岡直哉、森圭佑、小澤卓也、大橋信功、東紋秀、中瀬勇飛、田渕蒼大、知原天真、夏目和明、出口健太、出口康太、林勇志、井上幸貴、上杉翔真、松尾青空▽由良=神田歳治(監督)、伊藤陽翔、片岡拓己、洲﨑一誠、大尻篤史、川口大翔、曽根一貴、松本隆義、向井啓悟、山野夏帆、片岡颯人、西丈太郎