由良町とふるさと協定を締結している摂南大学(大阪府寝屋川市)が11日に衣奈会館で「アクティブエイジング看護講座~学生と一緒に、認知症予防運動~」を開き、地元の60~80代の主婦ら17人が参加した。
 同大学側からは、看護学部と薬学部の学生6人、教員4人が訪問。最初に看護学部講師の金原京子さんらが、文章の中から「あいうえお」の文字を探す簡単な認知力テストや脳を刺激するあと出しジャンケン、色当てクイズなどを紹介。このあと、過去の懐かしい思い出を誰かに話すことで脳が刺激され、精神状態を安定させる効果が期待できる「回想法」を実践。参加者は学生とともにテーブルを囲んで、古い写真などを見ながら笑顔で歓談していた。地元の戎絹代さん(76)は「こういった講座に参加するのは初めて。きょう覚えたことを家でもしてみようと思います」と話し、ほかにも「学生と一緒に過ごせて若返った気がします」「またこんな機会があれば参加したい」などと、大好評となっていた。