日高地方1市6町の19中学校で8日、卒業式が行われ、合計746人が9年間の義務教育を終えて、それぞれの学びやを巣立った。
 63人が卒業した御坊中(土井淳司校長)では、吹奏学部の演奏で入場し、国歌、校歌を斉唱。1人1人卒業証書を受け取ったあと、土井校長が式辞。孟子の「至誠天に通ず」という言葉を贈り、「どんな時も全力を出せば良い結果につながると言う意味で、昨年ノーベル賞を受賞した大村智氏を成功に導いた言葉でもあります。これからの皆さんの時代は少子高齢化、国際化、情報化がさらに加速する中、知識と柔軟性、志を高く持ち誠実に歩んでください」とエールを送った。卒業生らは3年間を振り返りながら、真剣に聞き入っていた。
 市町村ごとの卒業生は御坊市189人、美浜55人、日高78人、由良56人、印南94人、みなべ141人、日高川54人、御坊市日高川町組合大成中79人。県立の日高附属中(卒業生80人)は16日に行う。