御坊市のウオーキングイベント「御坊を語り部と歩こう 熊野鼓動(古道)ウォーク九十九王子跡と道成寺を巡る」が21日に行われ、県内から41人が参加して歴史を学びながら楽しく歩いた。
 JR紀伊内原駅を出発し、善童子王子跡、愛徳山王子跡、海士王子跡から道成寺まで歩く5㌔コース。4班に分かれ、それぞれに語り部が1人ずつついて案内した。藤田町吉田地内の愛徳山王子跡の近くには、生い茂った竹がトンネルのようになった古道があり、参加者は「まるで京都嵐山の竹林のよう」「御坊にもこんなところがるなんて知らなかった」と感激していた。和歌山市から参加した今西敬吾さん(62)スマ子さん(60)夫妻、友人の岡﨑瞬次さん(72)は「いつも3人で熊野古道を歩いています。昨年末に鹿ケ瀬峠を越えて内原駅まで来ていて、このウォークイベントがあると聞いて参加しました。普段は歩くだけですが、語り部さんの話を聞きながらの方が勉強できてずっと楽しいです」と喜んでいた。