高校生の梅料理コンテスト「UME―1グルメ甲子園in梅の里みなべ」が21日にみなべ町のうめ振興館で行われた。チャンピオンは福知山淑徳高校(京都)のチーム「tan tan」が考案した「ウメェ~担丹麺」。地元勢では南部高校のチーム「UME松」の「レンコンとささみの梅ライスバンズ」が準優勝、3位に同校「南高ガールズ」の「Umeジュースdeチキン」が入った。
 町とみなべ梅対策協議会主催、本紙など後援で南高梅誕生50周年事業の一環として開催。高校生を対象に出場チームを募集し、県内外から16チームの応募があった。実行委員会ではレシピ、料理の完成写真、梅の使用方法などで書類選考。コンテストでは選ばれた10チームがおいしさ、独創性、接客などの総合評価で競い、紀州南部ロイヤルホテルの西原次男料理長を委員長とする審査員10人が審査した。
 優勝のチーム「tan tan」は、担々麺に使われるゴマが梅干しと合うことに着目し、地鶏「京地どり」の鶏がらで取ったスープに梅酢や梅肉を加えて仕上げた。価格は400円。審査員からは「麺の辛みと梅の酸っぱさがよく合う」などと高い評価を受け、見事優勝に輝いた。今後、紀州南部ロイヤルホテルのメニューとしても登場する。チーム代表の側田順平君(3年)は「優勝できてめっちゃうれしい。忙しかったけど、楽しかった。ロイヤルホテルのメニューになることで、高校のアピールにもつながる」と喜んだ。
 準優勝した「UME松」の「レンコンとささみの梅ライスバンズ」は梅ご飯をバンズとし、レンコン、鶏肉のささみ、大葉を挟んだライスバーガー。価格は300円。代表の山本真奈さん(1年)=芝=は「梅干しはご飯に合うので、ライスバーガーをつくることに決めた。サンドするご飯が崩れないようにすることが難しかった」と話し、準優勝については「優勝を狙っていたので、とても悔しい。同じメンバーで、来年は優勝目指して頑張る」と誓った。
 3位だった「南高ガールズ」の「Umeジュースdeチキン」は、鶏肉やゆで卵などに梅シロップを加えて煮込んだ料理。価格は200円。同チームは「梅は健康にいいが、梅の酸っぱさが苦手な人もいる。あえて梅の味がしない料理に挑戦した」と話した。敢闘賞は関西大学第一(大阪)のチーム「MAKI―TH」だった。
 会場には約2000人が来場。各チームのブースには長蛇の列ができ、家族連れらが高校生のアイデアを凝らした梅料理を楽しんだ。和歌山信愛のチーム「和葉」の「梅まん、梅野菜スープ」を食べたという同町晩稲の山本貴子さん(52)は「しっかりと梅の味がついていて、とてもおいしかった。高校生のアイデアは楽しい」、大阪から訪れて和歌山信愛のチーム「梅梅ぇSir.」の「和風ロールキャベツ~梅あえ」などを味わった瀧口真子さん(48)は「さっぱりとした梅の味で、どれもとてもおいしかった」と話していた。
 会場ではご当地女性アイドル「Fun×Fam」のライブ、梅にちなんだ○×クイズ、ウスイエンドウの豆むき競争、1粒ずつ包装された梅干しを金魚すくいのポイですくう「UMEキャッチャー ザ・リアル」などのアトラクションが催され、子どもから大人までが来場してにぎわった。