現新2候補が一騎打ちを展開中の印南町長選もいよいよ終盤。現職日裏勝己氏(65)=皆瀬川=と新人湯川和幸氏(58)=印南原=の両陣営幹部にこれまでの手応えを聞いた。前哨戦から先行する日裏陣営はおひざ元の真妻を含む切目川筋で好ムードとし、「あと一歩で抜け出す」。湯川陣営は地元稲原に加えて若者や女性に好感触をつかみ、「もう少しで追いつく」と互いに譲らない。
日裏陣営は中村泰介選挙事務長が戦況を分析し、地元の真妻は「区の応援をバックに手堅い」と自信。切目川も「前回からの支持を基礎にやや優位」と見ており、支持者が多い切目も「結束よくまとまっている」と好感触を得ている。相手候補の地盤稲原は「劣勢を余儀なくされているのは確かだが、まったく悪いというわけではない」と切り崩しを図っていきたい考え。「決戦の地」とみている印南は「手応えはあるが票は読みづらい。政策を訴え、確実なものにしていきたい」と五分以上の支持獲得に全力を尽くす。
全体的には「街宣では各地区で多くの人が沿道に出てくれ、『絶対に1期で負けたらあかんで』という声に勇気をもらっている」とし、「上滑りが怖いので最後までこつこつ票を積み上げ、最終的にリードできるよう気を引き締めて臨む」とラストスパートへ気合十分。日裏候補について「派手なパフォーマンスはできないが、誠実で地道な町政運営へ信頼できる人。これまでの防災中心から次はまちづくり全体へ、信じて2期目も務めさせてほしい」と話している。
湯川陣営は裏野尚男後援会長が戦況を分析し、地元の稲原は「『稲原から町長を』という声が大きく励まされている」と好ムードの様子。相手候補の地盤真妻は「難しいなかでも職員時代のつながりで少しでも票を取りたい」とし、切目川も「一部に現職批判の声もあって感触は悪くない」と攻勢をかける。切目は「厳しい。何とか切り崩せれば」と苦戦を覚悟。「勝負どころ」とみている印南は「手応えはつかみきれていないが、若者や女性ら、しがらみのない方たちからの感触はいい」と追い上げへ勢いに乗る。
全体的には「知名度は並んだ。現職に対する公約違反や説明不足という批判、不満を聞くなか、特に子育て世代からの支持で日増しに追い風を感じている」とし、「これまで通りの草の根運動で1票1票を積み重ねていくしかない。最後の追い上げへラストスパートをかけていく」と力を込める。湯川候補について「誠実で経営感覚に優れた人。経験と実績に基づき、バランスのとれた行政運営を必ずしてくれる。新しいリーダーに皆さんの声、思いを託してほしい」と話している。

