美しい由良町白崎の海岸線道路を舞台にことし3月19、20日、自転車界のモナコグランプリと呼ばれる「サイクルエンデューロ(耐久レース)」が県内初開催されることになり、15日からエントリーの受け付けを開始した。公道を封鎖して自転車に乗って4時間での走行距離を競うイベント。地方創生の上乗せ交付金1100万円を活用しており、新たに〝サイクリングのまち〟としての観光振興を目指していく。
 イベント名は「オーシャンビューサイクルフェスタ白崎エンデューロin由良」。主催はサイクリング有識者や同町まち・ひと・しごと創生推進協議会、観光協会、商工会、一般社団法人白崎観光プラットフォームの関係者で組織する同町サイクリング&ウオーキング実行委員会(山名將和委員長)。地方創生に向けて「他の地域にないイベントを」などと、エンデューロを企画した。県内ではこれまで各種サイクリングのイベントは行われているが、エンデューロの形は初めてで注目を集めそう。
 3月19日は前夜祭としてサイクリング関連イベントを企画中。本番は20日で、コースは大引の白崎海洋公園から白崎荘手前まで往復2・6㌔を1周として設定。公道を封鎖して、4時間の間に何周できるかで、上位を争う。1チームは2人から5人。部門は①男子・ロード(ロードバイクのみ使用)②男子・車種自由(ロードバイク以外にアウトドアバイクや折りたたみ自転車、〝ママチャリ〟などが1台以上含まれていること)③男女混成・ロード④男女混成・車種自由⑤ロード以外(男女問わず全てロードバイク以外を使用)――の5つ。参加費は2人が1万4000円、3人が2万1000円、4人が2万6000円、5人が3万円。定員は100組。出場資格は中学生以上。表彰は各部門上位3位までで、賞品にクエやイセエビ、ミカン、しょうゆなど地元特産品を用意する。当日は午前9時45分から開会式などを行い、10時からレースがスタート、終了は午後2時。表彰式は3時から予定している。海洋公園では地元特産品の販売なども行われる。
 町担当課では、「本格的なサイクリストから一般まで広く楽しめるイベントです。フェイスブックにもページがあるので、多くの参加をお待ちしています」と呼びかけている。締め切りは3月1日。申し込みは共催の一般社団法人ウィズスポ(東京都)のホームページからできる。問い合わせは℡03-3354-2300。