現新一騎打ちが見込まれている2月2日告示、7日投開票の印南町長選で、新人の湯川和幸氏(58)=印南原=が14日、公約を発表した。
 テーマは「〝対話の行政〟町に自信と元気を」。①皆さんと役場との信頼関係を確実なものに②若年から高齢者までの連続した健康づくり③いかに「かせぐか」を意識した町づくり④自助・共助に重点を置いた防災対策⑤子育て・教育の充実⑥人口の減少対策――で、具体的に①は町職員の接遇研修や情報公開と懇談会開催、②は早期の人間ドック支援や生きがい対策・介護予防、③はバランスのとれた経済の活性化や地域資源・再生可能エネルギーの活用、④は災害発生時の効果的な対応・復旧・復興へ訓練と教育や危険箇所の点検・整備、⑤は子育て支援やいじめのない学校づくりと地域学習の推進、⑥は総合的な底上げに向けた空き家や地域おこし協力隊の活用と交流による移住促進。「役場職員として35年間の経験を生かせば必ずいいまちになる。その実現へ頑張りたい」と思いを語っている。後援会(裏野尚男会長)の事務所は町役場北約200㍍。15日午後1時から事務所開きが行われる。
 一方、2選を目指す現職の日裏勝己氏(64)=皆瀬川=も公約を発表済み。9日に事務所開きを行い、臨戦態勢を整えるなか、短期間ながら前哨戦も熱を帯びてきそうだ。