大阪府和泉市の桃山学院大学(前田徹生学長)と県、日高川町は21日、同町愛川地区に整備する大学では初となる企業の森事業参画に向けた調印式を行った。来年4月から10年間植栽や下草刈りなどによる森林保全を行い、学生の体験教育の場として活動を展開していく。
 県の企業の森には約70の企業が参画し、各地で活動を展開。日高川町でも12の企業が美山や中津地区で整備しており、桃山学院大学は13団体目となる。
 同大では緑化活動等海外体験型プログラムとして海外で活動を進めてきたが、国内でも体験型プログラムを充実させようと、隣接県で全学生のうち約1割が出身者となっている和歌山県を選んだ。
 調停式は知事室で行われ、仁坂吉伸知事、前田学長、市木久雄日高川町長、山本羡也美山森林組合長らが出席。仁坂知事、前田学長、市木町長の3人が調印書に署名し、協定を締結した。前田学長は「日本の地域再生に大学が取り組むとともに、若者の体験教育の場にしたい」と意気込みを話し、仁坂知事は「大学の参画はありがたく思います。今後は地域と交流していただければ」、市木町長は「活動を通じて地域になじんでいただければ」と参画を歓迎した。
 森の名称は「桃山学院大学の森(仮称)」で愛川滝尻地区の0・5㌶。ヤマザクラやカシ類などの広葉樹およそ1500本を植栽して下草刈りなどを行うことにしており、美山村森林組合に現場管理などを委託する。