御坊幼稚園(菅原吉人園長)創立100周年を記念し、御坊市島の吉田秀(ひいづ)さん(88)が4日、マッチ棒や割り箸などでつくった日高別院と御坊幼稚園舎の模型をプレゼントした。
 吉田さんは25歳のころから菓子箱や枯れ枝、松の樹皮など身近にあるものを材料に好きな城の模型を趣味で作っている。知人から「御坊幼稚園の100周年を記念して模型を作ってほしい」との依頼を受け、半年ほどかけて完成させた。日高別院は、江戸末期の「紀伊名所図絵」に描かれた絵を参考にしており、現存していない経蔵や唐破風屋根の玄関を持つ書院などを見事に再現。一方、幼稚園はソーラーパネルを張った屋根や芝生が張られた庭など現在の姿で、伝統的な別院の木造建築と近代的な園舎が100年以上の時を超えて見事にコラボしている。
 この日、本堂で行われた報恩講の中で贈呈式が行われ、吉田さんは「御坊幼稚園には息子が通いお世話になった。恩返しの気持ちを込めて作ったので、ぜひ見てほしい。子どもたちには自分でつくることの楽しさを感じてほしい」とメッセージを送った。菅原園長は「幼稚園の宝物にさせてもらいます」と感謝した。