県内の梅の収穫量が2年連続で減少し、本年産は6万3800㌧だったことが農林水産省近畿農政局のまとめで分かった。前年比では11%減少。同農政局では「果実の肥大期に高温と少雨で小玉傾向となったことが響いた」と要因を分析している。収穫量自体は全国的には2位の群馬を大きく引き離し、51年連続で日本一となった。
収穫量のデータがある平成18年産以降でみると、25年が過去最高の7万9000㌧、昨年は7万1400㌧だった。過去最少は24年の5万5000㌧。主産地は紀南地方で、ことしは果実の肥大が進む4月下旬ごろから5月下旬ごろにかけて降水量が少なかったことが収穫に響いた。特に5月下旬が高温少雨だった。
栽培面積は、18年には5030㌶だったが、19年は5080㌶、21年は5110㌶と増加。その後は5130~5140㌶で横ばいが続き、本年は他の果樹への転換、老木園の廃園などで昨年より40㌶が減少し、5100㌶となった。
期間中の卸売価格の推移をみると、出荷量が増え始めた6月上旬では1㌔当たり398円(25年385円、26年389円)、ピークを迎えた同月中旬では328円(25年300円、26年307円)、同月下旬では318円(25年291円、26年290円)となった。終盤を迎えた7月上旬では389円となり、6月下旬よりも価格が上昇。25年の205円、26年の216円より170円以上高かった。
都道府県別の生産量では、2位の群馬5380㌧の10倍以上で全国の65%を占めた。3位は神奈川の1770㌧、4位は奈良の1220㌧の順となった。

