みなべ町の岩代小学校(吉水章夫校長)で19日に梅学習が行われ、全校児童72人がシソ梅づくりに取り組んだ。
 同校では毎年、地域の梅産業を学ぼうと収穫から加工までを体験。ことしも6月に収穫・塩漬け、9月に天日干しを実施していた。今回は漬け上がった白干し梅をシソ漬けに2次加工する工程。JA紀州の協力で行い、児童が8グループに分かれ、容器に白干し梅を並べた上にシソを敷いていく作業を繰り返した。来年1月にパック詰めする。完成した梅干しは町のおにぎり条例がきっかけとなって交流を行っている新潟県南魚沼市の第二上田小学校に届けるほか、東日本大震災被災地となった宮城県亘理町の高屋小学校と東松島市の宮戸小学校などにも送る。杉本怜平君(6年)は「おいしい梅干しをつくり、新潟の小学生や東北の人たちに食べてもらいたい」と話していた。