日高川町の小熊区自主防災会は8日に防災訓練を行い、初参加の川辺西小児童含め約500人が高台の小熊広場に避難した。
 大地震で津波が発生したと想定。浸水エリア外の人は各家庭の代表者が安否を連絡し、川沿いや低地の住民、川辺西小の児童は、防災倉庫がある小熊広場へ避難。訓練開始後、続々と人が集まり、児童もヘルメットをかぶって上級生が下級生の手を引いて避難した。講評では久留米啓史公室長が「災害時には想定以上の津波が来る可能性もあり、その際はきょうの訓練を生かしてください」、林保行区長は「訓練は今回で4回目ですが、年々意識が向上しています。今後も訓練を重ね、小熊から1人の犠牲者も出さないようにしましょう」と呼びかけた。