御坊市少年少女発明クラブの「自然エネルギーを利用した発電くふう展」で、御坊小学校5年生の安原啓信君の作品「ぐるぐる発電機」が御坊市長賞に選ばれた。11月1日に日高港で開かれる宮子姫みなとフェスタの会場内で表彰される。
 くふう展はことし初の取り組みで、与えられた発電用モーターをさまざまな自然の力を使って回転させ、モーターとつながった電球が光る仕組みを作る。安原君は風力を使った発電で始めたが、一般的なプロペラタイプでなく、タワー型扇風機のように横向きに回転するファンにしようとCDと発泡スチロールを組み合わせて製作した。完成後もファンが回らなかったり、モーターを回す力が足りないなどの問題があり、ファンの数を増やしたり、モーターを回す力を軽減する仕組みにするなど工夫を繰り返して完成させた。受賞に際し「とってもうれしいです」と喜んでいる。
 このほかアイデア賞に藤田5年の吉田彩乃さん、デザイン賞に御坊5年の山田武聖君、関西電力御坊発電所長賞に藤田6年の佐々木優一君が選ばれた。受賞作品含め応募があった全31作品はみなとフェスの際、EEパークPR館で展示される。