25日昼、日高川町串本地内の国道424号で、大型バイク(1000cc)と乗用車が衝突し、大型バイクの男性が首の骨を折るなどして死亡した。管内ことし2件2人目の交通犠牲者となった。
 亡くなったのは和歌山市栄谷の自営業、硲孝一さん(51)。現場は橋谷橋から西約200㍍で、同署によると午後3時ごろ、硲さんが西進中、対向してきた田辺市龍神村柳瀬の67歳男性が運転する乗用車とぶつかった。救急隊が到着したとき硲さんは即死に近い状態で、間もなく死亡が確認された。乗用車の男性と、同乗の64歳の妻にけがはなかった。硲さんは友人とバイク2台でツーリング中、夫婦は和歌山市の親戚宅からの帰宅途中だった。
 道路は片側1車線で硲さんから見て緩やかな左カーブ。同署では事故の状況等から、硲さんが前方を走っていた別の車を追い越そうと対向車線に出たところ転倒し、そのまま乗用車と衝突したのではないかとみて詳しい原因を調べている。