2015紀の国わかやま大会、第15回全国障害者スポーツ大会のアーチェリー競技が25日、日高川町和佐の南山スポーツ公園陸上競技場で開かれた。
 使用する弓には一般的なリカーブと、先端に滑車のついたコンパウンドの2種類あり、それぞれ30㍍、50㍍先の的を狙って矢を放った。この日は時折突風が吹くなど風が強く、選手たちは風向きを計算しながら、真剣なまなざしで的を狙っていた。応援席には地元の中学生も集まり、和歌山からの出場者をはじめとする選手に声援を送っていた。
 一方、会場には高円宮妃久子さまも訪れ、選手の活躍にエールを送られた。南山競技場に姿を見せると、集まった観客らは「久子さま」と声を上げ、日の丸の旗を振りながら歓迎。市木久雄日高川町長の案内で観覧席につき、県アーチェリー協会の和田好史理事長から説明を受けながら選手の活躍を見守った。時折、双眼鏡をのぞいて的に当たった矢を確認するなど、競技に興味を持たれた様子だった。