日高川町川辺西小学校の5年生(34人)は16日、鐘巻地内の田んぼで古代米の稲刈りを行った。
 古代米とは、稲の原種である野生稲の特徴を受け継いでいる米で、今回は中でも黒い米が特徴の紫黒米。10年以上続く取り組みで、ことしも道成寺参道でレストラン「あんちん」を営む石倉忠明さんの協力を得て、6月に田植えを行っていた。
 稲は順調に育ち、黄金色に染まって大きくこうべを垂れた稲穂が田んぼいっぱいに出来た。児童たちは鎌を手に数束ずつ丁寧に刈っていき、たくさん実った米に満足そうな表情を見せていた。収穫した米は今後の調理実習で使用する。