NPO法人幼児教育従事者研究開発機構主催の父子チャレンジアカデミーが12日、御坊市立体育館で開催され、日高地方の親子ら約80人が大相撲力士とのぶつかり稽古などを楽しんだ。
 子どもの体力向上の一環として毎年全国の5、6カ所で開催している。「日高地方は子ども相撲が盛ん」との県教委の提案もあり、当地方で初めての開催となった。東関部屋の東関親方(元幕内の潮丸)と、テレビでもお馴染みの振分親方(元高見盛)、若手力士の華王錦(幕下)と美登桜(三段目)の4人が楽しく指導。そんきょの姿勢や股割りなどの基本動作に続いて、特設土俵で華王錦、美登桜とのぶつかり稽古を体験。相撲を習っている小学生は本格的に胸を借り、幼児らちびっ子たちは3人がかりで大きなおなかに力いっぱいツッパリ。力を合わせて土俵から押し出すと笑顔があふれていた。体験した幼児は「お相撲さんは大きかった」と大喜びで、本気のぶつかり稽古をした杉本智斗勢君(野口小3年)は「すごく力が強かったけど、『いいよ』って褒められてうれしかった」と目を輝かせていた。