安倍さんがやってます││。 由良町初の運動教室が、13日から中央公民館でスタートした。講師は日高新報のヨガ連載でおなじみフリーインストラクターの新田佐津紀さんで、多忙な日々を送る安倍晋三首相が実践しているという肩凝りの予防体操を県内で初伝授。参加した主婦ら32人から「肩が軽くなりました」などと大好評となった。
 新田さんは「安倍首相の専属インストラクターをしているのが、実は私の先生。先日その先生とお会いする機会があり、安倍首相に指導した体操の内容を聞いてきました。先生によると、安倍首相の肩は仕事疲れでありえないほどカチカチに凝っているそうで、予防体操を気に入っていただき、週何回も呼ばれるそうです。そんな体操をきょうは指導します。ほかのインストラクターは知らないので、県内ではここが初めてとなります。皆さんラッキーだと思ってください」と説明した。
 安倍首相の肩凝り予防体操は、①左手を右肩に乗せる②左手で押して右肩を下げ首も引っ張られるように傾ける③そのまま右腕をズボンに触れるような感じでぶらぶら振る④さらにそのままの姿勢で手の平をくるくる回転させる⑤傾けた首を真っすぐに戻す││の順番。同じように反対の肩と腕でも行う。実践する際の注意として新田さんは、「腕を振るときはダイナミックな動きはダメで、自然な小さな動きでいいです」とアドバイス。「普段、緊張していると肩が少しずつ上がってきます。これが続くと肩凝りになりますので、肩を下げる運動で、リンパの流れをよくします」などと話した。運動後に参加者は実際に肩の位置が下がっていることを、驚きの声とともに実感していた。
 このほか、両足をそろえジャンプして足を広げたり、目を閉じて足踏みしたりするなどで股関節や骨盤など体のゆがみをチェックできる運動も学んだ。里の主婦(71)は「アクオに週2回通っているのですが、さらに健康な体を維持できるよう参加しました。膝や腰も悪いので、これからも教室に続けて参加したいと思います」と喜んでいた。
 運動教室は、来年3月まで月2回開催。今月は「身体ゆがみ治し体操」で、体調改善デトックス体操やおなか引き締めスラット体操など、毎月テーマを変えていく。