第70回国民体育大会「紀の国わかやま国体」は6日、全競技が終了し、秋篠宮ご夫妻臨席の下、和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で総合閉会式が行われた。
 11日間にわたって熱戦を繰り広げた各都道府県の選手らが北から順に入場し、最後に県選手団が御坊市や日高川、有田川各町の小学生が特産の花で作ったブーケを手に笑顔で行進。天皇杯獲得(男女総合成績1位)、女子総合成績(皇后杯)2位の結果が発表されると会場の観客からはひときわ大きな拍手が起こり、秋篠宮さまから吉田隆起選手(レスリング)に天皇杯が授与された。
 続いて、大会期間中にシンボルとしてともされていた炬火が、24日から26日まで県内で開催される第15回全国障害者スポーツ大会「紀の国わかやま大会」、国体旗が来年開催県の岩手に引き継がれた。終了後、県選手団が全国からの選手らにブーケをプレゼント。閉会式後に県選手団の解団式があり、団長の仁坂吉伸知事は「天皇杯獲得に感激しています。皆さんの活躍は県民に勇気と感動を与えてくれました。これからもスポーツ王国・和歌山をつくるため頑張ってください」とたたえた。