関東や東北地方を中心に降った豪雨は10日に茨城県の鬼怒川、11日に宮城県の渋井川の決壊を引き起こし、甚大な被害映像がテレビで報道されていた。気象庁は連日、大雨の特別警報で警戒を呼びかけていたが、想定を超える雨量に自治体側の対応は後手に回り、多くの住民が逃げ遅れる事態が発生。一方、住民の水害に対する危機感の薄れが指摘されていた。
 次は防犯の話。先日「不審者情報」という件名で「御坊署管内において徒歩で登下校中の女子生徒が、見知らぬ男に徒歩で後をつけられるという事案があったと届け出がありました」という内容の「きしゅう君の防犯メール」を受けた。同署で取材し、紙面に掲載したが、その後、「知らんかったよ」という声が数件。登録しておけば、いち早く情報をキャッチできる。
 きしゅう君の防犯メールは県民に防犯、子どもの安全、交通関係の各情報や警察からのお知らせをタイムリーかつピンポイントに提供し、事件事故の未然防止や自主的な防犯対策に役立ててもらう目的で実施されている電子メールの配信サービス。受信を希望する時間帯、情報内容、必要な地域が選択でき、筆者も以前から登録しているが、とても便利だと思っている。
 登録方法は簡単。手持ちの携帯電話やパソコンから空メールを送り、自動で返信される説明画面を閲覧後、登録項目に入力、選択して返信すれば完了となる。登録解除や内容変更も随時OK。「いちいち鳴るのがうっとうしい」ではなく自分自身はもちろん、特に学校関係者や保護者らは登録しておき、何かあった場合は子どもの安全対策に役立ててほしい。(笑)