田辺市龍神村の中山路生活圏寄合会は、12日に龍神市民センター周辺でイベント「なかさんじ田舎まつり」を催し、家族連れらが来場してにぎわった。
 ことし2年目。5月から同センター近くの田んぼで取り組んできた田んぼアートも完成し、色が異なる3種類の稲で描かれた龍神村のマーク、「神」の文字、温泉マークの「♨」が田んぼの中に浮かび上がった。田んぼはイベント会場から見下ろせる場所にあり、大勢の人が楽しんで眺めていた。
 イベントではフリーマーケット、飲食店などのブースが並んだ。来場者は各ブースを回り、昼食にハンバーガーやちらし寿司などをおいしそうに頬張る姿がみられた。子どもたちが楽しめる竹とんぼづくり、竹馬、木製パズルの体験コーナーも。咲楽小学校2年の桒彩陽ちゃん(8)は竹とんぼづくりに挑戦し、「竹を薄く削るのが難しいけど、高く飛ばしたいので頑張ります」と話しながら、作業に夢中になっていた。