救急の日(9日)行事の一環で、日高地方2病院の看護師が8日に御坊市消防で研修を行い、救急の最前線を肌で学んだ。
 日高病院の宮西緑さんら2人が訪問。隊員から各種車両や器材の説明を受け、低血糖発作
や心肺停止状態の症例を想定した救急訓練を見学した。通報を受けて出動、到着から搬送までの現場活動を勉強。本番さながらの処置や患者家族、医師とのやりとりに真剣に見入っていた。
 8、9の2日間、4病院の2人ずつが参加した。救急車の出動要請があれば同乗する予定だったが、8日は時間内に要請がなく、9日は台風18号接近の影響で研修中止。宮西さんは「訓練では素早く的確に活動し、大切な情報収集もきちんとされていましたし、受け入れるまで現場でいろいろやっているんだなと感じました。この経験をこれからの仕事に生かしたい」と表情を引き締めていた。