みなべ町、高城中学校の3年生28人は1日に高城公民館で高齢者の擬似体験などを行い、福祉について学習した。
 主催は町の地域包括支援センターと社会福祉協議会。特殊なゴーグルを装着して白内障を体験したほか、手首や足首に重りをつけることで体の動きを制限して高齢者の運動能力に近づけた。生徒たちは紙に書かれている文字を読んだり、階段を昇降したりして普段の生活との違いを体験し、「高齢者が日常生活で不自由を感じていることが分かった。今後は手助けをしていきたい」という声が聞かれた。車いすの体験も行った。