日高川町が空き家対策として平成26年度から3カ年計画進めている「空き家解体の廃棄物処理費補助事業」は順調に申請が増え、本年度はすでに昨年度の2倍となる14件(申請中含む)。県内でも先進的な取り組みで、この機会に撤去しようと申請が増加。また移住者への空き家提供も順調に推移しており、撤去と提供の両面で空き家対策に取り組んでいる。
町内には約200件の空き家があるとされており、まちでは景観面、火事などの防犯面、災害時の倒壊の防災面を考慮して、補助事業を実施。築40年以上、5年以上居住していないことなどを条件に、解体・撤去にかかる廃棄物処理費用として50万円を上限に補助。初年度の昨年度は7件で交付。本年度は昨年度から調整していた分も含め、9月1日現在で9件に交付済み、5件で交付予定となっている。数件の問い合わせが来ており、今後さらに増加すると見られている。町では当初予算に計上していた500万円に加え、9月議会で200万円を補正するなどして対応。増加について町では「空き家の解体には多くの費用がかかるため、この機会に撤去する人が増えているのでは」と話している。事業は来年度までで、引き続き利用を呼びかけている。
町では撤去だけでなく有効活用として移住者への提供も実施。空き家所有者が町へ空き家情報を登録。町は移住希望者に空き家情報を提供し、活用を促す取り組み。現時点で空き家は17件登録されており、そのうち少しの改修で使える物件は10件。7件がすでに交渉に入っており、国の地方への移住支援なども相まって順調に推移している。一方で空き家情報の提供は不足しており、町では「改修には県の補助があります。眠っている空き家を活用しませんか」と呼びかけている。詳しくは役場企画政策課ゆめ倶楽部21事務局℡0738-54-0338。

