日高地方で活動している混声合唱団、アンサンブル響香(宮本太源代表)の第7回演奏会「大阪よりChor LuftをむかえてⅡ」は、29日に御坊市民文化会館大ホールで開かれた。
 響香と同時期に結成された大阪の混声合唱団、Chor Luft(コールルフト)を迎えての演奏会。6年前にゲスト出演してもらってから交流が続いており、今回は第1部、第2部でそれぞれのステージを披露してから第3部で合同ステージとして全5曲の合唱組曲「水のいのち」を聴かせた。響香の舞台では、NHK朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」のテーマとなったいきものがかりの「ありがとう」などポップスを中心に生き生きとうたい、Chor Luftはイギリスの作曲家が手がけた賛美歌などを合唱。合同でうたった「水のいのち」は大曲にふさわしい厚みのある力強い歌声を響かせた。観客は美しいハーモニーにじっと聞き入り、大きな拍手を送った。アンコール1曲目は「春に」、2曲目はNHK朝の連続ドラマ「マッサン」のテーマ曲の「麦の唄」で、観客も一緒にうたった。宮本さんが客席に向かって指揮をして練習し、本番では全員で大きな声を合わせ盛り上がって幕を閉じた。