第97回全国高校野球選手権大会で4強入りした早実(西東京)のスーパー1年生・清宮幸太郎選手。ラグビー・ヤマハ発動機監督・克幸さん(48)が父ということで、ことしは甲子園でなく花園で大活躍していたかもしれなかった。なぜ、身近にあったと思われる楕円形のボールを選ばず、白球とバットを手にしたのか。スポーツ紙の特集記事などで紹介されていた。
 高1で184㌢・97㌔の恵まれた体格を持つ清宮選手。早実初等部入学時から同級生とサイズが違い、幼少のころからラグビー、わんぱく相撲など、さまざまな競技で活躍していたという。どの競技に本格的に取り組んでいくのか選択するきっかけになったのが、2006年夏の甲子園、早実―駒大苫小牧。この球史に残る名勝負の一つとなった決勝引き分け再試合を観戦し、自らの意思で野球を選んだようだ。
 中日の岡田俊哉投手(23)=美浜町出身=は高校3年生の春、センバツの決勝を甲子園で観戦。清峰の今村猛投手(現広島)の投球を生で観て、投球術のヒントを得たとインタビューで聞いた。智弁和歌山の記録的な猛打を甲子園で観戦、のちに同校で甲子園に出場した地元選手も取材したことがある。清宮選手もそうだが、白熱した試合や素晴らしいプレーを生で観て心を動かされ、将来の進路に影響を受けたということは少なくない。
 県内では9月26日から、国内最大、最高のスポーツの祭典「国民体育大会」が開催される。間近でトップアスリートを観られる絶好の機会。スーパー1年生を生み出したような、高いレベルのプレーも大いに期待できるので、ぜひ会場には子どもたちを連れて行ってあげてほしい。(賀)