由良町神谷、㈱駒井ハルテック和歌山工場の創業30周年記念見学会が29日に同所で開かれ、町内外から親子連れら約500人が参加した。
 鋼橋の製造現場をクイズラリー形式で見て回り、組み立てや輸送車両、大型クレーン、塗装などについて学んだ。工場ではかつらぎ2号橋(かつらぎ町に架設予定)の仮組み立てが終わっており、長さ85・5㍍、高さ9・5㍍の鋼の骨組みを間近で見学。参加者はその大きさに圧倒されている様子だった。クイズラリーでは9問全問正解すると景品が贈られ、ヨーヨー釣りコーナーや軽食サービス、記念撮影も好評だった。
 家族で参加した和泉市の宮地高輝君(13)は「お父さんが橋を運搬する仕事をしているので、橋の製造に興味がありました。かつらぎ橋の大きさにびっくりしました」と話していた。工場見学会は、創業25周年以来、5年ぶり。