日本一の梅の郷みなべ町の玄関口、JR南部駅に7日、町内の小学生らが制作した梅干し種アートが設置された。南部高校3年生、狩谷朋香さん(17)が描いた絵画を基に、5つの小学校の児童とJA紀州女性会のメンバーらが梅干しの種を使った壁画を制作。同日朝、駅のホームで小谷芳正町長、JAの久保秀夫組合長、小学生代表の子どもらが除幕した。
梅干し種アートはJA紀州女性会(平井正子会長)が「日本一の梅の郷 みなべ町」をテーマに、南部、上南部、岩代、高城、清川の各小学校の子どもたちとともに、スプレーで色をつけた梅干しの種をウレタンボードに貼り付けて制作。狩谷さんが描いたウグイスがとまった梅の木と花、満面の笑顔の女の子の原画を基に、ざっと1万3000個の南高梅の種を使って、縦1・8㍍、横3㍍の作品を完成させた。
JAによると、作品作りは4月から6月にかけての種集めから始まり、色をつけた種を貼り付ける作業は7月6日からスタート。全体を6つのブロックに分け、各小学校が1ブロックを担当。女の子の顔と手の部分はJA女性会のメンバーらがフェルトで制作した。完成した壁画は南部駅の1番ホームに設置され、7日朝、関係者約100人が見守るなか、各小学校代表の児童と狩谷さん、小谷町長、久保組合長らの手で除幕のセレモニーが行われた。
久保組合長は「来年春には梅の効能などを勉強するための副読本が完成し、全国の図書館等に配布される予定です。私たちはみなべのまちが発展するよう、これからもいろんな活動に頑張りたい」、小谷町長は「皆さんのお力により、立派な梅干しアートの作品をまちの玄関口に展示できることは本当にうれしい限り。みなべを訪れる人たちに、より梅に親しみを持って、食べてもらえるものと期待しています」とあいさつ。JA女性会の平井会長は「きょう、こうして初めて完成した作品を見て、まちを挙げての取り組みだったと思います」と関係者への感謝を示し、原画を描いた狩谷さんも「思った以上に、私の絵にそっくりの作品に仕上がっていて驚きました。皆さんに頑張って作っていただき、とてもうれしいです」と喜んでいた。

