国保日高総合病院は31日、「看護の日」の関連事業として高校生のふれあい看護体験を実施し、高校3年生の男女11人が参加。憧れの看護師とともに各病棟の病室を回り、入院患者らに接して「ナースのお仕事」を体験した。
 5月12日の「看護の日」にちなみ、毎年夏休みに看護の仕事に興味のある高校生を受け入れている。ことしは日高から8人(うち定時制1人)、田辺から2人、耐久から1人が参加した。
 日高の角天斗君(17)と田辺の野村茄穂さん(17)はともに、子どものころにけがや病気でお世話になった病院の看護師さんが親切で、「自分も悲しんだり苦しんでいる人の力になりたい」と思ったのが看護職を志すようになったきっかけ。この日は入院患者の体をふいたり、血圧の測定を体験させてもらい、「病室で患者さんと話をするのは少し緊張しました」「体が動かない人を起こしたり、けっこう体力のいる仕事だと実感しました」などと話していた。