美浜町の三尾地区で28日、特産天然ひじきの塩抜き作業が始まり、初夏のまぶしい太陽の下、漁協加工所前の広場に敷かれたゴザ一面に黒いひじきが広がっている。
ことしは4月22日に漁が口開け(解禁)となり、組合員らが磯で刈り集めて出荷した乾燥ひじきの量はざっと2㌧。5月中旬から倉庫に保管し、28日から塩抜き作業、29日からは天日干しがスタートした。
乾いたひじきを小さなプールのようなコンクリートの箱の中で真水に漬けて手でよくもみ、木製の釜に移し替えて4、5時間蒸したあと、そのまま一晩寝かせて完成。釜の火の燃料はひき粉で、昔ながらの伝統製法が受け継がれている。
例年は梅雨明けと同時に作業が始まるが、ことしは台風の影響で1週間ほど遅い。三尾漁協の村尾敏一組合長は「釜もバーナー式にすれば作業も楽なんでしょうが、うちは昔からひき粉。手間ひまかけて作る分、味もいいんだと思います」。作業は天気のいい日を選んで、10日ほどで終わるという。

