一般財団法人和歌山陸上競技協会栄章授与式が去る11日に紀三井寺公園陸上競技場で行われ、日高地方陸上競技協会に所属する森本博晃さん(41)=印南町立石、日高川町・川中郵便局長=と西岡大輔さん(34)=御坊市野口、大成中学校教諭=がそろって、多年にわたりアスリートの育成に尽力してきた指導者に贈られる指導者功績章の表彰を受けた。両氏とも指導者歴10年近く。森本さんは主に小学生、西岡さんは中学生の競技力向上に大きな成果を挙げたことが認められた。
森本さんは、小学生を対象にした印南陸上クラブジュニアの指導に当たっている。週2回の練習では「走るのはスポーツの原点。走るのが好きになってもらえるように」と、「褒めて育てる」をモットーに子どもたちを育成。一人一人のタイムトライアルのデータなどをしっかりと把握したうえでアドバイスを送り、練習前後や休憩中のコミュニケーションも精力的に図って子どもたちのやる気を引き出す指導を常に心がけてきた。OB、OGには中学校や高校、大学で活躍する選手が多く、国体選手を輩出。県市町村対抗ジュニア駅伝印南町代表のコーチ、監督も通算10年近く務め、ことし2月の第14回大会ではチームを率いて新記録賞受賞に導いた。栄章受章には「素晴らしいコーチが何人もいて、保護者もサポートしてくれている。周囲の協力のおかげというのが一番です。大変名誉なことなので、これまで以上に子どもたちの指導を頑張っていきたい」と喜びを表している。
西岡さんは講師のときに湯川中、松洋中、教諭になってから白崎中、美山中で陸上部の指導に携わり、今春からは大成中で陸上部の顧問。松洋中と白崎中勤務時には美浜、由良両町で県市町村対抗ジュニア駅伝のコーチも務めた。「子どもたちに常に目標を持ってもらって、その目標をかなえられるようサポートしたい」と、個々の意識や目的に応じた育成を第一に掲げ、選手の競技力向上に尽力。これまで中体連県大会優勝や近畿大会、ジュニアオリンピック出場選手も送り出してきた。「中学校で本格的に陸上を始める生徒も多い中、大きな大会へ出場してくれたり好記録を出してくれたりするとうれしい」と教え子の成長をやりがいに10年近い間、陸上指導に情熱を傾注。栄章受章に際しては「まだまだ試行錯誤の指導で、未熟な部分も多いと思います。そんな中、栄章をいただくのは少し早いとも感じますが、これを契機にこれからも一層頑張って指導していきたい」と話している。
栄章授与式は、第83回県陸上競技選手権大会の熱戦の合間に行われた。5つの栄章のうち今回は勲功章に10人、指導者功績章に3人、審判員功労章に3人が選出され、審判員功労章では日高地方陸上競技協会の岩﨑良幸さん(57)=美浜町吉原=も表彰を受けた。その他、この日は優秀な記録などをマークした選手に記録章なども贈られた。記録章などは地元勢の該当者なし。

