県高校総合体育大会サッカー競技で、由良町出身の岩﨑信選手(3年)がレギュラー入りしている和歌山北が優勝し、8月3日から神戸市で開くインターハイ出場を決めた。岩﨑選手は右サイドバックとして県予選全4試合に出場。堅実な守備で好機を与えず、4試合で失点はわずか1点の堅守の一翼を担い、優勝の原動力となった。御坊市出身の竹村淳選手(2年)もベンチ入りしており、途中出場でチームに貢献した。
 第1シードの和歌山北は3回戦から登場。新翔を8―1で下し、準々決勝は粉河を3―0、準決勝は初芝橋本を3―0で破ると、決勝は桐蔭を4―0で圧倒した。
 岩﨑選手は右DFで全試合に出場。高い身体能力と1対1の強さを発揮し、固い守備を誇るディフェンダー陣の一員として、準決勝、決勝では強豪相手に得点を許さなかった。
 2人の兄の影響で小学1年から地元の由良FCでサッカーを始め、中学卒業まで所属。主にボランチとして活躍した。岩﨑選手は「体調とけがに気をつけて、精いっぱい頑張ります」と力を込めている。小中学生のときの恩師である由良FCの神田歳治監督は「中学生のときは部員11人という最少チームだったが、和歌山北は約120人の部員がいるチームでレギュラーを勝ち取っていることが素晴らしい。後輩たちの目標になるし、インターハイでもいい経験をしてきてほしい」とエールを送っている。
 竹村選手は2年生ながらベンチ入り。小学生のときは御坊キックマン、中学ではベローラ日高に所属し、高い技術力と視野の広さで攻守の要として活躍。今大会ではボランチとして途中出場を果たしており、今後のさらなる飛躍が期待されている。