スポーツ少年団サッカー競技の県大会が4、5の2日間、橋本市総合運動公園で開催され、日高地方から出場のFCブラスト日高が5位入賞を果たし、初の近畿大会出場を決めた。串本との代表決定戦は同点で決着がつかない接戦となり、PKを制して最後の近畿切符を獲得した。竹谷敏一監督は「最後まであきらめないプレーが勝利につながった」と選手をたたえた。
 各ブロック予選を勝ち抜いた18チームが参加。初日は3チームずつ6ブロックに分かれて予選リーグを行い、2日目に決勝リーグを行った。
 ブラストは予選リーグで浜宮を1―0で下し、岩出とは0―0で引き分け、勝ち点4で1位通過。決勝リーグは6チームが2ブロックに分かれて行い、ブラストは四箇郷に0―5、貴志川にも0―2で敗れてベスト4入りはならず、最後の近畿出場権となる5位決定戦で串本と激突。ブラストは前半、右MFの竹谷咲選手がゴールを決めて先制。一進一退の攻防が続いたが、後半に同点ゴールを許し、1―1のままPK戦(3人制)に突入した。全員ゴールを決めて3―3となり、サドンデスに入った4人目、後攻のブラストはGK初井選手がナイスセーブで阻止すると、その初井選手がキッカーとしてゴールを決め、4―3で勝利をつかんだ。
 近畿大会は和歌山開催で8月22、23日に上富田スポーツセンターで開かれる。初の近畿へ竹谷監督は「本番まで個人個人が能力を高め、順位よりも自分たちのサッカーができるように頑張りたい」と意気込んでいる。同じく日高代表のエストラッサ湯川は決勝リーグ進出はならなかった。メンバーは次の皆さん。
 FCブラスト日高=竹谷敏一(監督)、楠山学、小山正浩(以上コーチ)、岩城愛士、川神大地、川瀬俊介、越本拓哉、下田大翔、竹谷陽呂、初井廉、稲葉諒介、小川壱紗、柏木翔、川上航央、北川智也、下田温大、竹谷咲人、中西葵郁、橋本拓馬、前田天勢、愛須隆聖、竹谷悦輝