日高広域、御坊市の各消防本部で29、30日の2日間、県消防学校に通う初任教育生が各管内の情勢調査や現場実習に励んだ。
 4月の入校から3カ月の経過に合わせ、それぞれの所属する消防本部で実施される「本部連絡」。消防職員として一層の意識高揚を図り、今後の教育に精進させる目的で行われている。
 日高広域で5人、御坊市で1人が奮闘。日高広域では資機材の使用訓練があり、チェーンソーで木材を切断したり、ロープの結び方を教わり、救助技術を学んだ。
 このほか、受信要領や出動体制を学習し、予防査察にも同行。日高町出身の武内庸記さん(20)は「現場では学ぶことが多くまだまだです。一日も早く一人前になれるよう頑張りたい」と気持ちを新たにしていた。
 初任教育生は6カ月間の課程を経て、9月下旬に卒業式を迎える予定になっている。