世間ではサッカー女子ワールドカップの日本代表の戦いが注目されているが、日高地方のサッカー関係者は先日、U―16サッカーの話題に沸いた。将来の日本サッカーを背負う高校生世代の日本代表に、日高町高家出身で大阪の興國高校1年生の塩崎悠司選手がメンバー入り。インターナショナルドリームカップで世界の3カ国との戦いすべてに出場し、堅実なプレーで日本の全勝優勝に貢献した。メジャースポーツのサッカーは人気が高いと同時に競技人口が多く、それだけライバルが多い中で、日本トップの18人に入ったのだからすごい。なにより、日高地方のサッカー少年に夢と希望を与えた功績は非常に大きい。
塩崎選手が小学生のころ、トレセン県代表に選ばれて何度か取材したことを覚えている。試合中のプレーは、センターバックとして堅い守りとチャンスでは積極的に攻撃参加していた姿が思い出される。華々しくゴールを決める攻撃の選手がどうしても目立ってしまうが、ディフェンスの選手として存在感があったのが印象に残る。与えられたポジションにひたむきに取り組んできたことの積み重ねが、今回の日本代表につながったのだろう。
これまでサッカー担当記者として多くの選手を見てきたが、小学生のころから非凡な才能を発揮する選手もいれば、小学生のときはそれほど目立っていなくても、中学、高校生になって実力が開花した選手もたくさん見てきた。塩崎選手は小、中、高と一歩一歩着実に力をつけた印象が強い。スポーツに打ち込む子どもたちには無限の可能性がある。自分はここまでと勝手に決め付けず、上を目指して頑張れば、必ず道は開ける。 (片)

