大阪府内にある中学生軟式野球のクラブチームを中心に組織されている「リーグ大阪」の第20回沖縄遠征メンバーに、地元の和歌山Ⅲ(スリー)アローズから4選手が選抜された。7月20日に出発、24日までの5日間、現地で強豪チームと20試合程度、軟式から硬式にボールを持ち替えて実戦に臨む。スリーアローズ4選手は攻守に活躍を誓っている。
 沖縄遠征メンバーは、昨年暮れから今春にかけて開かれたリーグ大阪主催大会の成績を参考資料に選出。参加40チームほどの中から約40人に白羽の矢を立てた。スリーアローズからの選出は2年ぶり10回目。
 沖縄遠征メンバーに選抜されたのは、濱田幹太(由良中3年、遊撃手、右投左打、158㌢・51㌔)▽為橋響(切目中3年、投手、右投右打、175㌢・58㌔)▽榎本竣(由良中3年、二塁手、右投左打、160㌢・43㌔)▽大谷晟寿(切目中3年、右翼手、右投右打、161㌢・49㌔)―の4選手。濱田選手は俊足と高い守備力が光り、為橋選手は力のあるストレートと制球力が自慢。榎本選手は堅実な守備が持ち味で、大谷選手は俊足巧打、とくにミート力に定評がある。
 現地では、浦添市民球場をメーン会場に沖縄県内の軟式選抜、硬式チームなどと熱戦を展開する。濵﨑正人監督は「硬式のボールで野球をやるのは、軟式とまた違った楽しさがあると思う。思い切ってプレーして、高校野球に向けてのいい経験にしてほしい」と4選手にエール。濱田選手は「守備はノーミスで、打席ではヒットを打てるように頑張りたい」と力強く話し、為橋選手は「緩急をつけて打たせて取る自分のピッチングをしたい。自分のストレートが通用するか試したい」と抱負。榎本選手は「思い切って、積極的にプレーし、硬式の野球を楽しんできたい」と胸を躍らせ、大谷選手は「1本でも多くヒットを打って帰ってきたい」と力を込めていた。