日高高校附属中学校1年生40人は16日、総合的な学習の時間に化学の出前授業を受け、身近な水の水質を調査した。
 講師は環境教育インストラクターの川口朋久さん。まず環境問題について話を聞いてから実験に移った。今回は生徒が自宅から洗濯機の水、手を洗ったあとの水、シャンプーの水などを持参しており、生活の中で生まれる排水の水質を調べたほか日高川の水も調査。水質の指標とされるCOD(化学的酸素要求量)の数値を測定した。
 薬品を使って色の変化を調べ、日高川の数値が0~5などで「きれいな水」であることを確認。マヨネーズが残ったままの皿、キッチンペーパーでふき取った皿にそれぞれ水を入れて水質の違いを調査し、心がけしだいで水環境が汚れないようにできることも学んだ。
 一般社団法人県浄化そう協会の協力で実施。同会から2人の会員が視察にも訪れていた。