平成27年度第2回市民教養講座は6日、御坊市民文化会館大ホールで開講。女優の紺野美沙子さんが「夢をもつことの大切さ~かがやいて生き抜くあなた達へ~」をテーマに語った。
 にこやかな笑顔で登壇した紺野さんは、まず御坊市という地名は今回初めて知ったけど、和歌山県へ行ったらパンダがみられると楽しみで、講演前日に早速白浜アドベンチャーワールドで双子のパンダを見たこと、椿温泉に行ったらたった一人で貸切状態だったことを話し、「きょうは中川家を案内していただき、天ざるを食べました。立派な柱も梁も床もピカピカで、築80年とは思えないほど。歴史を感じさせる本物の木のように、私も齢(よわい)を重ねていきたいなと思いましたね」など、御坊を観光した感想を述べた。平成10年から務めているUNDP(国連開発計画)親善大使の活動について、アジア・アフリカ各国を訪ねた時の映像を紹介しながら説明。世界で最も幸福度の高い国とされるブータンの知事と話し、「足るを知る」を実践する心の豊かさに感銘を受けたことなど紹介して「世界の貧困の現状を、少しでも皆さんに伝えたい」と熱く語った。
 質疑応答で「海外におみやげは持って行きますか」の質問に「おみやげではないですが、梅干しは必ず持って行きます。疲れが取れるし、現地の日本人にあげると大変喜ばれます」と答えていた。