みなべ町東吉田地区の青年団(塩路真之団長)は、鹿島神社の秋祭りに獅子舞を奉納しようと取り組んでいる。清川の軽井川地区の獅子舞を学び、2年前から区民会館で笛や太鼓の練習を始めた。道具については宝くじ事業の補助を受けて購入する見込みで、順調に進めばことし10月の祭礼で登場する。塩路団長は「祭りを盛り上げたい」と意気込んでいる。
 同区では、5年ほど前に復活した青年団(団員数約20人)から「東吉田区の祭りの出し物は子ども神輿が参加しているが、獅子舞も奉納していま以上に盛り上げたい」という声が上がり、取り組みがスタート。各地区の獅子舞を見学することから始めた。清川軽井川地区を参考にすることを決め、2年前から清川天宝神社の秋祭り前に、実際に軽井川地区の祭りの練習に参加。本番でも一緒に笛を吹いたり神輿を担いだりして実地で学んだ。月1回の割合で青年団が区民会館に集まり、軽井川地区の祭りを撮ったDVDを見ながら笛や太鼓の練習に励んでいる。道具の購入費用は申請していた宝くじ助成金が活用できる見込みで、15日開会の定例議会で予算案に250万円が計上されている。可決されれば獅子や屋台などを発注する。ことし10月に催される秋祭りでいよいよ自分たちの獅子舞が奉納できる見通しがつき、東吉田区から笛や太鼓の祭ばやしが聞こえそうだ。塩路団長は「大勢の皆さんの協力や支援でここまでこれ、ことしの秋祭りで獅子舞を奉納できるめどが立った。区外の人でも興味のある人には一緒にやってもらいたい」と話している。問い合わせは塩路さん℡090―8826―0957。