第9回みやこ姫よさこい祭り(古久保恭一実行委員長)が10日に御坊市野口の日高川ふれあい水辺公園せせらぎ広場で行われ、好天の下、親子連れら延べ1万5000人でにぎわった。メーンのよさこい部門には過去最高の38チームが出場。「総踊り」では、各チームの踊り子総勢700人が一斉に華麗かつパワフルな舞を披露し、観客を魅了した。
 全よさこいチームが特設ステージ上で踊る総踊りで幕開け。「みやこ姫よさこい音頭」「きいちゃんダンス」「YAPPA紀州」の3曲で元気いっぱい、笑顔満開に踊っていた。続く開会式では古久保委員長が「ようこそ御坊へ。最後まで盛り上がってほしい」とあいさつ。来賓の柏木征夫市長は「祭りは継続が必要で、世話をする人の熱意、出演者の協力、観客の笑顔で成り立っている」などと祝辞した。
 このあと、特設ステージではよさこいの各チームが順番に演舞を披露し、地元の「夢屋舞組」や「プラリズム~梅舞~」のほか、大阪堺市や和歌山市内の初出場8チームも晴れ舞台を飾っていた。また、自由演技部門では日高川町の「あすなろ倶楽部 絆の星」、御坊スポーツクラブ「太極拳教室チーム」など5団体が創作ダンスや演舞で盛り上げた。さらに特設ステージと別の場所に長さ50㍍、幅10㍍のコースを設けて、各出演チームが前に進みながら踊るパレード方式でのよさこいもあった。
 会場には衣類や雑貨などのフリーマーケット22ブース、焼きそば、ラーメン、カレー、焼き鳥などの一般模擬店40ブースが出され、大盛況となった。全プログラム終了後には会場中央に設けられたやぐらから餅まきもあった。