楽天㈱が運営する国内最大の宿舎予約サイト、「楽天トラベル」の都道府県別春旅行人気エリアランキングで、和歌山県が石川県に次いで2位となった。昨年9月から12月までの期間に県がJRグループとデスティネーションキャンペーンを展開したことのほか、高野山開創1200年大法会やアドベンチャーワールドでの双子のパンダ誕生が重なったことが人気アップの要因だという。
 市町村によっては「うちの地域には観光客を呼び込むだけの資源がない」と嘆く声もあるかもしれない。しかし、観光資源はアイデア1つで創出できる場合がある。紀の川市の貴志川線貴志駅で駅長を務めているネコの「たま」がその例だ。8年前、駅の売店、小山商店の飼っている三毛猫を正式に駅長に任命したことが人気となり、最近では国内外から観光客が訪れている。「たま駅長」の業務は客招きで、地域の観光振興にも一役買っているようだ。
 ことしもゴールデンウイークが始まり、観光地がにぎわいを見せている。日高地方でも3日にみなべ町の鹿島で明神祭が催されるほか、日高川町ではフジまつりなどが行われている。煙樹ケ浜(美浜町)や日高川などでは大勢のキャンプ客の姿がみられる。予定がまだの読者はぜひ訪れてもらいたい。
 「風薫る5月」といわれ、行楽のシーズン。子どもを持つ家庭だと、「せっかくの長期休暇、どこかに出かけよう」という雰囲気がある。工夫次第では大勢の観光客を呼び込める絶好の機会といえる。日高地方でもいろんな観光資源を活用し、いま以上にゴールデンウイークの誘客活動に取り組んでみてはどうだろう。地域の活性化につながるのではなかろうか。    (雄)