みなべ町の梅農家有志でつくる「紀州七人の梅侍」(中本太会長)は、災害備蓄用として個包装の梅干しが入った缶詰を試作した。万一の場合でも缶で中身を保護し、衛生的に食べることができるメリットがある。同会では「需要があれば販売を進めていきたい。梅干しの消費宣伝にもつながる」と話している。
 町農業振興協議会の補助金を活用した取り組み。缶はタブを引っ張ると開封できるプルトップ缶(缶切り不要タイプ)を使用。試作品でつくった6号缶(直径74㍉、高さ59㍉)のサイズでは、ポリ袋で個包装したLサイズの梅干しが7粒程度、2Lサイズだと5粒程度が入る。津波や地震など大規模災害の時も容器で中身を保護し、梅干しを汚すことなく衛生的に保つことができる。今後、ニーズがあれば商品化を進め、缶のデザインなどを検討して完成品を仕上げる。中本会長は、「梅干しは日持ちする食品だが、缶詰にするとさらに長期間の保存も期待できる。配ったりする時も缶に入れておくと便利。お土産としても活用できるのではないか」と話している。