高速道路印南SAを運営する日高観光物産センター㈱が進めている上り線営業施設リニューアル工事は、このほど増築部分が完成。今後、既存のスペースの清掃などを行い、23日から全体での営業を開始。29日にはオープニングセレモニーを行う。
 上り線施設は、平成17年7月に整備。ショッピングコーナーと食事コーナーがあり、1年間通して多くの利用客が訪れている。国体や高速道路南紀田辺~周参見間の供用開始などでさらに利用者が増加すると手狭になることが予想されるため、昨年から工事に取りかかってきた。
 既存の施設は食事コーナーとショッピングコーナー合わせて約210平方㍍。工事では東隣に新たに約90平方㍍、以前の食事コーナーの約2倍となる64席のフードコートを設けたほか、正面にアプローチを整備。合計面積は約2倍となった。以前の施設のスペースはショッピングコーナーのみとなる。
 増築工事は3月中に終わり、18日からフードコートとなる新スペースに物品も並べて仮営業開始。今後、既存のスペースの清掃などを行った後、22日の営業終了後に引っ越し作業を行い、23日からの営業開始を目指す。29日はオープニングセレモニーとして午前11時から同センター社長の日裏勝己印南町長が来場者に地元の花をプレゼントする。
 18日の仮営業開始以降、新しい建物が人気で来客が増加。食堂の売り上げも伸びており、同センターでは全体営業開始によりさらなる売り上げアップに期待している。