第9回県民俗芸能祭は22日、田辺市の紀南文化会館で開かれ、日高川町の寒川祭保存会が獅子舞を披露した。
 芸能祭は、県と県文化振興財団の主催で県内各地で伝承されてきた民俗芸能を舞台でお披露目する催し。寒川祭は第2回大会以来7年ぶりのステージで、昨年の秋祭りのメンバー総勢約30人が出演。江戸時代に寒川を訪れた関東の浪人医師、岡本橋順が伝えたとされる全国で3カ所しかない江戸神楽の一つ、4人立ちの獅子舞を披露。笛や太鼓などの音色に合わせて、獅子が王仁(おに)、和仁(わに)に引き連れられて舞う道中神楽や、長刀(なぎなた)で切り付けられて獅子が飛び起きる長刀の舞など熱演。会場から大きな拍手が送られた。観客からは「こんな素敵な祭りがあるなんて知らなかった。ぜひ寒川に足を運んで見てみたい」との声が聞かれた。
 芸能祭では寒川祭のほか、かつらぎ町から天野の御田(おんだ)祭、海南市から塩津のいな踊り、田辺市から住吉踊り、大瀬の盆踊り、芳養八幡神社の秋祭りの5つの民俗芸能が披露された。