7年前の第14回大会を最後に休止となっている日高川町紀の国美山マラソンの復活を望む有志ランナー12人が22日、マラソンコースとなっていた美山路を走り、再開への思いをアピールした。
 第1回から連続出場している地元の熱烈なファン、井原和義さん=阿田木=が大会参加経験者らに呼びかけて毎年行っている。ことしも県内外からランナーが駆け付けた。ランナーは丸山地域を1周したあと、国道424号を龍神方面に向かい鍵原トンネル付近で折り返すコースで42.195㌔を力走。「紀の国美山マラソン」と書かれたのぼりを背負ったランナーもおり、大会復活へアピールしながら美山路を力強く駆け抜けた。井原さんは「私が走るのは今回が最後。改修工事が終了したのに大会再開のめどが立たないのは残念でならない」と話している。大会は、御坊広域行政事務組合(日高川町ほか周辺5市町)などの主催で、コースの国道改修工事に伴い休止している。