JA紀州が運営する日高町の農産物直売所「さわやか日高」(Aコープひだか南隣)に出品する生産者でつくるエコファーマー部会(小川明男部会長、27人)は4月から、エコファーマーや安全安心の農産物について広く知ってもらおうと、スタンプラリーを実施する。
 エコファーマーは減農薬や減化学肥料など環境に優しい農業を実践し、厳しい基準をクリアして県知事から認定を受けた農業者。さわやか日高に登録している生産者約250人のうち、47人がエコファーマー認定を受けており、このうち27人でエコファーマー部会を立ち上げて3年目。直売所内に専用コーナーを設け、安全でおいしい野菜や柑橘類を提供している。
 スタンプラリーは、エコファーマーが栽培した農産物に張っているエコマークシール(1商品に1枚)を30枚集めて専用の台紙に張ると、直売所でサービスが受けられる。具体的なサービス内容は現在検討中で、スタートまでに煮詰めることにしている。期間は6月末までの3カ月間だが、好評なら継続していく。16日には小川部会長と役員の田中正子さん、小山幸子さんが直売所に集まり、店内でスタンプラリーをPRした。小川部会長は「エコファーマーの取り組みを知るきっかけになれば。安全安心な野菜をぜひ食べてほしいです」と笑顔で話していた。