御坊市中町3丁目商店街の一部区間(延長150㍍)は、今月10日にも一方通行(午前7時10分から午後7時半まで北進のみ通行可)が解除され、対面通行が可能となる。
 現場は県道井関御坊線で、北は八幡筋との交差点から南は名屋との境界までの区間=写真=。整備当時から一方通行で、3丁目商店街に車で来る場合は国道42号を南進して遠回りしなければならないなど不便だった。
 解除に向けては、地元商店街振興組合(内田扶理事長)、町内会の同志会(三澤百合子前会長)、村上宗隆市議が昨年5月、御坊署に要望。同署は交通量調査を行って交通安全協会などと協議しながら、一方通行を解除しても一定の安全性を確保できると判断した。地元関係者はすでに8町内会がある御坊第4地区に一方通行解除のチラシを配布して、住民への周知徹底にも努めている。今回の解除でドライバーの利便性向上や商店街活性化につながると期待されている。
 本町、中町商店街では以前から他の区間でも一方通行解除の要望があるが、歩行者やドライバーの安全性を考えて難しい問題となっている。